契約職員(嘱託職員)

契約職員(パート)として大学事務で働くメリット・デメリット

私立大学には、大きく教員、職員系の職種があります。

職員系の職種は正規職員(専任職員)、契約職員、アルバイトに分かれていることがほとんどです。

大学業務には、学生支援部門や教学部門、図書館など、学生を窓口で対応するような窓口業務、秘書や経理などの定型的な事務処理を行う業務がまだ多く存在しており、その多くは正規職員ではなく、契約職員(嘱託職員)が担っています。大学によって、契約職員はパートタイムと呼ばれていたりします。

本記事では、私立大学で契約職員(契約社員)として働くメリット・デメリットを紹介していきます。

大学事務の契約職員(嘱託職員)とは?

大学業務は教員からの指示で出された事務処理、出張のサポート、会議資料の準備など、多くの庶務業務があります。しかし、その多くはルーティン業務なので、一般の民間会社で働いた経験があるかたならそれほど難しい業務ではないです。決められた事務処理を淡々とこなせる方に向いているでしょう。

教員のサポート以外にも、正職員のサポート(伝票処理、エクセル計算など)があり、その内容は部署によります。

契約職員の男女比は、1対9で女性がほとんど。年代は、お子さんが大きくなった主婦の方(40代前後)のかたが多い印象です。最近は、第二新卒で応募される学生も増えてきました。

契約職員として大学事務ではたらくメリット

契約職員として大学事務ではたらくメリットを5点紹介します。

定時で帰宅することができる

正規職員は残業があることはよくありますが、特別なことがない限りは定時で帰宅することができます。締め切りに追われていることがなければ、「次の日に業務を持ち越す」といったことが可能です。

定時で帰宅することができるので、子育て中の方に優しい仕事環境。

まとまった休み(休日)がある

大学という”学校”としての特性があり、春、夏、秋、冬の長期的な休みがあります。

まれにオープンキャンパスのイベントにより出勤しなくてはならないときもありますが、基本的には正規職員も休む期間なので、業務を忘れて休むことができます。まとまった休日を取得できることにより、旅行の計画が立てやすいです。

シーズンを避けて旅行に行けるのは、旅行好きな方にとっては大きなメリット。

契約を切られるリスクが低い

よほどのことがない限りは、更新を切られる心配はありません。

一般の会社では、組織に貢献できないような従業員がいれば人件費の都合上、首を切ることがおこなわれますが、大学事務の場合は、そういった軋轢をできる限り避けたいと考える人が多いため、適当に任期満了までやり過ごしてしまおう…というひとは少なくないです。

自分の契約がどうなるのか、求人内容や雇用契約書をきちんと読み込みましょう。

任期満了後、実績をかわれ他の大学に採用されやすくなる

大学業務は、学生を相手にする仕事、教員を相手にする仕事、教育に関わる仕事など、特有の業務の性質を持っていることがあります。逆にいえば、民間の会社での経験が生きない場合もあります。

その他、学校経理、文科省補助金、エクセル・ワードのスキルを持っていれば、採用される可能性はぐっと高まります。採用担当者は、他の大学での業務経験を見て安心して採用(合格)を出しやすい傾向があると思います。

難易度の高い仕事はない

近年、大学事務業務はだんだんと忙しくなってきているものの、契約職員におりてくる仕事は、一般的に定型的な事務処理業務がほとんどです。その内容は、伝票処理、電話対応、資料作成、窓口対応などのサポート。逐一、正規職員がサポートしてくれるので、大きな責任感の重圧を感じることはありません。仕事で消耗することはほとんどないと思います。

難易度が高くないので、ストレスがかかにくいです。

育児がしやすい環境

もともと女性が多い職場なので、女性のはたらき方に理解できる方が多い印象です。

育児のための休暇制度が充実していて、急に子供が体調を崩しても快く『今日は休んでいいよ』と言ってくれる周りのサポートがあります。

子育てがひと段落したお母さんや、子育て中のママが多いです。

契約職員として大学事務ではたらくデメリット

デメリットを2点あげます。

キャリアのステップアップが難しい

大学事務ではこれといった特徴あるスキルが身につくというよりは、大学事務に特化したスキルが身に付きやすいです。これによって、他の業界や民間の会社でステップアップしていくのは難しいと考えられています。

一方で、大学におけるキャリアとしてはステップアップしていきやすいです。

時期によって収入が減る可能性がある

これも大学によって異なりますが、月給制、時給制で賃金制度が異なっている場合があります。時給制の場合、大学事務のメリットとして長期間の休みをとれることと挙げましたが、裏を返せば、その期間の収入は減ってしまう可能性があります。コンスタントに収入を確保したい場合はあまりお勧めできないかもしれません。

きちんと求人内容・募集要項を見て、月給制・時給制かを確認しましょう。