発表されるとインターネット上で話題になる「職業別年収ランキング」。
「どのような職業が上位にランクインしているのだろう?」「自分の職業は何位にランクインしているのだろう?」と気になる方は多いのではないだろうか。
「大学職員」を志望する方にとっては、高給といわれる「大学職員」が職業として何位にランクインするのか、気になるポイントになるはず。
仮に「大学職員」という職業がランクインをしたら何位にランクインするのだろうか。
実際には「大学職員」という職業は、”事務系の職種”として含まれてしまっているので、このランキングでは「大学職員」として表示されていない。この記事での大学職員が指すのは、国立大学の職員ではなく私立大学の職員(私大職員)。
東洋経済ONLINEの2017年版「職業別年収ランキング」TOP10まで抜粋
以下の表(ランキング)は、東洋経済ONLINEが公開している職業別の年収ランキング。このランキングは、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」のデータが基になっている。「高給な職業がわかるランキング」ともいえるだろう。
順位 | 職種 | 年収(万円) | 平均年齢(歳) | 月収(万円) |
1 | 医師 | 1,232.7 | 42.1 | 95.2 |
2 | 航空機操縦士 | 1,192.1 | 43.2 | 89.4 |
3 | 大学教授 | 1,051.1 | 57.6 | 64.5 |
4 | 公認会計士、税理士 | 1,042.5 | 40.7 | 69.2 |
5 | 弁護士 | 1,029.0 | 39.7 | 63.5 |
6 | 大学准教授 | 861.8 | 47.8 | 54.3 |
7 | 記者 | 822.1 | 38.8 | 51.7 |
8 | 不動産鑑定士 | 777.7 | 48.0 | 49.0 |
9 | 歯科医師 | 757.1 | 37.9 | 60.5 |
10 | 大学講師 | 708.4 | 43.5 | 47.0 |
大学関係で言えば、3位に「大学教授」、6位に「大学教授」、10位に「大学講師」がランクイン。
これは、大学によって取り決めは変わるものの正規教員(専任教員)がすべてランクインしているということ。
年収が高いと噂される大学職員はどこにランクインする?
「大学教員と比較して大学職員の給与水準はどうなのか?」という話にもなるが、正直なところ、大学教員と大学職員の給与の差はほとんどない。
むしろ大学教員は残業代がつかないことがほとんどで、一方で大学職員は残業代がつく。大学教員だけの手当も存在するが、職員の残業代ほどの額にはならない。
書籍や講演などの副収入を含めれば大学教員のほうが収入が高いことは間違いないが、大学(学校法人)から支払われる給与はほとんど変わらないかと。
首都圏、大手の私立大学であればこのTOP5に、中堅の大学であれば10位以内に大学職員がランクインすることはほぼ間違いないでしょう。
さらに生涯賃金でいえば、若い年齢のときから安定した収入、勤続年数に応じた退職金を得られる大学職員のほうが、より高いといえる。
